40代の努力をムダにする
“悪魔のサイクル”とは？
8年間迷走した専門家が、ついに見つけた唯一の脱出法
「糖質制限」「ジム通い」
その努力、本当に報われていますか？
40代…。
仕事では責任ある立場を任され、人生の深みが増してくる、
そんな充実した年代のはず。
しかし、
ふと鏡に映る自分の姿に、
ため息をつくことはありませんか？
「若い頃は、もっとスリムだったはずなのに…」
「健康診断の結果を見るのが、年々怖くなってきた…」
かつては肥満とは無縁だと思っていたのに、
気づけばポッコリと出たお腹。
スーツのジャケットがきつくなり、階段を上るだけで息が切れる。
そんな現実に直面し、
「このままではいけない」と一念発起。
巷で話題の糖質制限に手を出してみたり、
週末にジムへ通い始めたり。
…しかし、どうでしょう。
強い意志で始めたはずのダイエットが、なぜか続かない。
むしろ、頑張れば頑張るほど、
心と体が疲弊していくような感覚に陥ってはいないでしょうか？
僕自身が8年間迷走し、
43歳で-8kgを達成して見つけた「驚くべき秘訣」
こんにちは。
ダイエットの専門家として活動している、来栖と申します。
今でこそこうして情報発信をしていますが、
ほんの数年前までの僕は、
あなたと同じように、
いや、それ以上に深刻な「ダイエット迷子」でした。
30代に入ってから体重は9キロも増え、
大腸ポリープが見つかり手術も経験しました。
まさに、不健康のデパートのような状態。
「自分は太らない」という20代の頃の根拠なき自信は、
30代で見事に崩れ去ったのです。
そこから僕の試行錯誤が始まります。
16時間断食、ジムでのトレーニング、流行りのHIIT…
しかし、
どれも長続きしないか、途中で効果が頭打ちになる。
さらには、
コロナ禍で人生初のリバウンドまで経験し、
まさに八方塞がりの状態でした。
そんな8年にも及ぶ長いトンネルを抜け、
43歳で-8kg、体脂肪率11.7%という
自分史上最高のコンディションを手に入れることができた のは、
ある「驚くべき秘訣」 にたどり着いたからです。
この記事を読めば、
あなたのダイエットが失敗する
「本当の理由」がわかります
あなたのダイエットがうまくいかないのは、
あなたの決して意志が弱いからではありません。
努力が足りないからでもありません。
原因は、もっと根本的な部分…
言わば、
ダイエットという「戦い」の”戦略”そのものに隠されています。
この記事では、
小手先のテクニックではなく、
多くの40代男性が陥る「ダイエットの落とし穴」の正体と、
そこから抜け出すための本質的なアプローチについて、
僕自身の経験と、ある一人の男性のストーリーを通してお伝えしていきます。
読み終える頃には、
あなたは「なぜ自分の努力が報われなかったのか」を明確に理解し、
明日から無理なく、そして着実に理想の自分へと向かう、
新しい一歩を踏み出せるはずです。
想像してみてください。
あなたはダイエットで、
こんな間違いをしていませんか？
「とにかく走る！」と決意し、
3日で筋肉痛に負けたあの日…
新しいランニングシューズを買い、
「今日から毎日5km走るぞ！」と意気込む。
しかし、
初日の筋肉痛と仕事の疲れが抜けず、
3日目の朝にはベッドから起き上がれなかった…。
そんな経験はありませんか？
「サラダチキンだけ食べる」と決意し、
会食であっさり挫折したあの夜…
「今日から炭水化物は敵だ！」と心に誓い、
ランチはコンビニのサラダチキン。
しかし、
夜には断れない取引先との会食が…。
目の前に並ぶ美食の誘惑に、
「今日だけは…」と自分に言い訳をして、
翌朝、激しい自己嫌悪に陥る。
「これさえやれば痩せるはず」という
”魔法の杖”を探し続けていませんか？
僕たちは、複雑な問題を前にすると、
つい一つの「魔法の杖」や「特効薬」を探してしまいます。
ダイエットにおいても、
「これさえ飲めば」「この運動さえすれば」という、
シンプルで強力な解決策に飛びつきがちです。
しかし、
その「一点集中」のアプローチこそが、
あなたを失敗へと導く最大の落とし穴だとしたら…？
なぜ40代のダイエットは行き詰まるのか？
誠さん（44歳）のケーススタディ
責任と飲み会が増えた
働き盛りの中間管理職、誠さん
働き盛りの中間管理職、誠さん
ここで、一人の男性をご紹介します。
IT企業で課長を務める、誠さん（44歳・独身）。
彼は、まさに
現代の40代ビジネスパーソンを象徴するような人物です。
部下のマネジメントとクライアント対応に追われ、
平日は朝早くから夜遅くまで働く日々。
若い頃はテニスを楽しむなどアクティブでしたが、
今はその時間も気力もない。
唯一の息抜きは、同僚や昔からの友人との飲み会。
ストレス解消と称して、
つい飲み過ぎてしまうのが習慣になっていました。
20代の成功体験が通用しない、
40代の体と環境
誠さんも、
もちろん自分の体の変化には気づいていました。
鏡を見るたびに感じる、顎周りのもたつき。
数年前に買ったお気に入りのジャケットのボタンが、
はち切れそうになっていること。
「そろそろ、本気でやらないとマズい」と彼は決意します。
20代の頃に少し太った時、
夕食を抜いてジョギングをしたら
すぐに体重が戻った成功体験がありました。
今回もその要領でいけるだろう、と。
しかし、
現実はそう甘くはありませんでした。
夕食を抜けば、
深夜の空腹感に耐えきれずカップラーメンに手を出してしまう。
仕事で疲れた体に鞭打って走ってみても、
膝に痛みが走り、翌日の仕事にまで影響が出る始末。
そう、40代の体と環境は、20代の頃とは全くの別物なのです。
代謝は落ち、回復力も低下している。
一方で、仕事や付き合いの責任は重くなり、
自分のためだけに使える時間はどんどん少なくなっていきます。
「昔はもっと動けたのに…」
そのつぶやきは、あなた自身の声かもしれません
「昔はもっとできたはずなのに…」
「なんでこんなに意志が弱いんだ…」
うまくいかない現実を前に、
誠さんは自分を責め始めます。
彼のこの心の声は、
もしかしたら、
今この記事を読んでいるあなたの心の声と、
そっくり同じではないでしょうか？
誠さん（44歳）の悲劇。
ストイックな糖質制限が招いた“最悪のリバウンド”と、
週末ジムが奪った“平日の集中力
「一点集中」が生んだ最初の悲劇
糖質制限とドカ食いの無限ループ
「走るのがダメなら、食事だ！」と
誠さんは徹底的な糖質制限に挑みました。
最初の1週間で2kgほど体重が落ち、
「これだ！」と確信します。
しかし、
日中は頭がボーッとして仕事に集中できず、イライラが募る。
そしてある金曜の夜、
1週間の我慢の糸がぷつりと切れました。
彼は吸い寄せられるようにラーメン屋に入り、
大盛りのラーメンと餃子、チャーハンを無心でかき込みました。
その背徳的なまでの美味しさと、その後の強烈な自己嫌悪。
結果、体重はあっという間に元通り。
むしろ、以前よりも増えてしまったのです。
これは、一つのことに固執する「一点集中」アプローチが招いた、最初の悲劇でした。
「週末の頑張り」という名の罠
疲労困憊で迎える絶望の月曜日
「食事制限もダメか…。ならば、やはり運動しかない！」
次に誠さんが頼ったのは、週末のジム通いでした。
平日にできない分を取り返そうと、
土日の両方、2時間みっちりと汗を流します。
しかし、
問題は週明けにやってきます。
体中の筋肉痛と、抜けきらない疲労感。
重要な会議中に強烈な眠気に襲われる始末。
「健康になるための運動なのに、なぜか仕事のパフォーマンスが落ちていく…」
この矛盾に、誠さんは完全に混乱してしまいました。
増えるのは体重とストレスだけ。
「俺は何をやってもダメだ」という自己嫌悪の呪い
やることなすこと、すべてが裏目に出る。
頑張れば頑張るほど、体重は減らず、
ストレスと疲労だけが積み重なっていく。
誠さんの心は、
いつしか「痩せたい」という前向きな気持ちから、
「どうせ自分は何をやってもダメなんだ」という
諦めと自己嫌悪に支配されるようになっていました。
そして宣告の日
健康診断の結果に見た
「D判定」という名の地獄
そして、決定的な出来事が起こります。
健康診断の結果通知に書かれていたのは、
「D判定：要精密検査」の文字。
血圧、血糖値、コレステロール…あらゆる数値が、
危険水域に達していたのです。
それは、
彼のこれまでの不摂生と間違った努力の
すべてを突きつけられたかのような、冷酷な宣告でした。
「このままじゃ、本当に倒れるかもしれない…」
誠さんは、
心身ともに、本当の意味で崖っぷちに立たされたのです。
もしあなたが誠さんならどうしますか？
その答えに、唯一の活路がある
絶望的な状況にいる誠さん。
もし、彼があなたの友人だったら、
あなたは何と声をかけますか？
もし、あなた自身が彼だったら、
ここからどうしますか？
選択肢1：さらにストイックな方法を探す
選択肢2：もうダイエットを諦める
選択肢3：アプローチを根本から変えてみる
崖っぷちに立たされた誠さんが出会った、
そして、8年間迷走した僕自身がようやくたどり着いた答え。
それが、この「選択肢3」でした。
発想の転換
「一つの完璧」を捨てることで、
あなたのダイエットは驚くほど楽に進み始める
あなたの失敗は、意志の弱さではなかった。
ただ、戦略が間違っていただけ
この誠さんのエピソードは、
話をわかりやすく説明するための架空のたとえ話ですが、
その答え自体は、
僕自身がダイエットの試行錯誤の末に辿り着いた答えでした。
そう、失敗の本当の原因は、
意志の弱さや努力不足ではなかった。
ただ、アプローチが間違っていただけなのです。
巨大な岩を、たった一つの大きなハンマーで、
一撃で砕こうとしていたのがこれまでの僕たちです。
一度や二度、力いっぱい振り下ろして、
岩がびくともしなければ、「もう無理だ」と諦めてしまう。
「100点満点」を目指すから、
0点の日が怖くなる
それなら、
アプローチを変えてみたらどうでしょう？
大きなハンマーを捨て、小さなノミと金槌に持ち替える。
そして、岩の同じ箇所を、コツ、コツ、と根気よく叩き続ける。
一回一回の力は小さくても、
その積み重ねがやがて大きなヒビとなり、
ついには巨大な岩を砕く力となる。
ダイエットも、これと全く同じです。
「毎日5km走る」という100点満点の目標を掲げるから、
それができない日が「0点」になってしまう。
そして、
0点の日が一度でもあると、すべてが嫌になってしまうのです。
僕が-8kgを達成できたのは、
完璧な一日ではなく「平均70点の毎日」を続けたから
僕自身がリバウンドから立ち直り、
ついに目標を達成できた大きなの要因は、
この「100点満点」を目指すのをやめたことでした。
完璧な食事、完璧なトレーニングができたというような
「完璧な一日」を目指すのではなく、
「今日は飲み会だったけど、締めのラーメンは我慢できた」
「疲れて走れなかったけど、一駅手前で降りて歩いた」といったように、
日々の生活の中でできることを少しずつ拾い集め、
毎日を「平均70点」で乗り切る。
この発想の転換こそが、
あなたを失敗の無限ループから救い出す、唯一の道なのです。
もう頑張らない。
意志の力に頼らず“つい痩せてしまう”
3つの仕組み化戦略
では、具体的にどうすれば「平均70点の毎日」を実現できるのか？
それは「頑張る」のではなく、
自然とできてしまう「仕組み」を生活にインストールすることです。
ここでは、
そのヒントとなる3つの視点をご紹介します。
解決策①
「頑張る」を不要にする環境デザイン
意志の力に頼るから、
疲れている時には負けてしまいます。
ならば、
意志の力を使わなくても済むように、
環境の方を変えてしまいましょう。
例えば、
冷蔵庫にはカロリーのない飲み物を常にストックしておく。
帰宅したらまずウェアに着替えてしまう。
それだけで、
次の行動へのハードルがぐっと下がります。
解決策②
「つい、できてしまう」行動のミニマム化
高い目標は挫折のもと。
目標は、あなたが「バカバカしい」と感じるくらい、
極限まで小さく分解してみましょう。
「腹筋を30回やる」ではなく、
「とりあえず仰向けに寝転がる」
「30分ウォーキングする」ではなく、
「とりあえず玄関で靴を履く」
行動の第一歩を踏み出すことが何よりも重要です。
解決策③
「ゲーム感覚」で続けるための
進捗の見える化
ダイエットの成果は体重だけではありません。
むしろ、体重以外の小さな変化に目を向けることが、
モチベーションを維持する鍵になります。
手帳やカレンダーに、できたことのシールを貼っていく。
体重だけでなく、「朝スッキリ起きられた」「ベルトの穴が一つ縮まった」といった
ポジティブな変化をメモしておく。
これらの記録が、あなたの自己肯定感を育ててくれます。
結論
小さな習慣の「ポートフォリオ」を組むことで、
リバウンドの不安なく、
生涯最高の体型を手に入れられる
一つの方法がダメでも、他が支えてくれる。
それが「ポートフォリオ」の強み
最後にお伝えしたいのは、
ダイエットを「一つの銘柄への集中投資」ではなく、
「複数の銘柄への分散投資（ポートフォリオ）」として捉え直してほしい、ということです。
「糖質制限」という一つの銘柄に全財産を投資すれば、
それが暴落した時（＝挫折した時）にすべてを失います。
しかし、
「一駅手前で歩く」「寝る前にストレッチする」「お菓子をナッツに変える」といった
複数の小さな習慣（銘柄）に分散投資しておけば、どうでしょう？
今日は飲み会で「食事」の銘柄が値下がりしても、
「通勤で歩く」「ストレッチ」の銘柄が安定していれば、
全体としては大きなダメージにはなりません。
一つの失敗が全体を揺るがすことのない、
この失敗に強い”しなやかさ”こそが、
40代の忙しい僕たちが目指すべき姿なのです。
ダイエットは「苦しい闘い」ではなく、
自分を育てる「やりがいのあるプロジェクト」へ
このアプローチを取り入れた時、
ダイエットはあなたにとって「我慢と苦痛の闘い」ではなくなります。
それは、まるでゲームのキャラクターを育てるように、
あるいは、新しい事業を立ち上げるように、
日々の小さな工夫と成果を感じる
「自分育成プロジェクト」へと姿を変えるでしょう。
さあ、あなたも一点集中のギャンブルから卒業し、
賢く着実に理想の自分を目指しませんか？
僕自身、この「ポートフォリオ」の考え方を取り入れ、人生を変えました。
もう、あなたは自分を責める必要はありません。
一つの「魔法」を探し求めるダイエットは、
今日で終わりにしましょう。
あなたの目の前には、
小さな一歩を積み重ねていくことで、
着実に、そして永続的に自分を変えていくことができる、
新しい道が拓けています。
その一歩を踏み出す準備は、もうできていますか？